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公募ST累計(2025年度末)3,333億円▲1,650ST市場残高(推計)1兆531億円▲81%START時価総額(2026-03)336億円収録銘柄78収録発行額(判明分)3,497億円募集中4START上場7銘柄
▲赤=増加/出所: 業界公表値・当サイト集計
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不動産STのリスクを実数で確かめる——上場7銘柄はすべて発行価格割れ、7銘柄×13営業日の78%は1口も約定していない

公開 2026-08-21 / 読了 16

不動産ST(セキュリティ・トークン)の説明では、たいてい「流動性リスク」「元本毀損リスク」「途中売却できないリスク」という3つの言葉が並ぶ。本稿は、その3つを言葉のままにせず、実際の数字で確かめる。STARTに上場する7銘柄の発行価格・基準価格・NAV、ODXが公表している月次と日次の売買実績、そして7本の有価証券届出書に書かれた文言を突き合わせて、①どれくらい売れないのか ②いくらで売れているのか ③元本が減るのはどういう経路か ④「値下がり」と「元本の払戻し」をどう分けるか——を順に見ていく。

まず用語——「元本」「基準価格」「NAV」は別のものを指している

リスクの話に入る前に、4つの言葉を切り分けておきたい。ここが混ざったままだと、あとで出てくる「25%下がっている」という数字の意味が読めなくなるからである。

1つめは発行価格である。募集で買うときの1口当たりの値段で、STARTで売買されている7銘柄はいずれも1口100,000円だった。これは有価証券届出書の第一部「4【発行価格】」で確認できる。いちごの2銘柄(1A0C・1A0D)だけは当初の届出書で「未定」(仮条件1口当たり100,000円)とされ、発行価格等決定日に提出された訂正届出書で100,000円と確定している。

2つめは基準価格である。STARTでの売買に使われる値段で、終値と同じではない。約定がなかった日でも、ODXの定めにより注文の状況から翌営業日の基準価格が決まる。その決まり方そのものは別稿『STARTの「基準価格」とは——決まり方、NAVとの違い、乖離の読み方』で扱った。本稿では日付を固定するため、原則として2026年8月20日(木)の日次相場表に載った「当日基準価格」を使う。

3つめは1口当たりNAVである。信託の純資産に鑑定評価額に基づく含み損益まで織り込んで1口当たりに割ったもので、ODXは「1口当たり基準価額」という名前で公表している。決算期ごとに確定する値なので、市場の値段のように毎日は動かない。2つめと3つめは別のものさしであり、一致する保証はない。

4つめは元本の一部払戻しである。分配金の一部が利益ではなく元本の払戻しであることがあり(利益超過分配)、受け取った分だけ元本は減る。損をしたわけではないが、増えてもいない。この区別は本稿の後半で数字とともにもう一度出てくる。

① 発行価格と元本募集で1口いくら払ったか
不動産STを募集で買うときの1口の値段が発行価格である。STARTで売買されている7銘柄は、いずれも発行価格が1口100,000円だった(有価証券届出書で確認。いちごの2銘柄は当初「未定」で、発行価格等決定日の訂正届出書により100,000円と確定している)。この払い込んだ金額が、その受益権の元本にあたる。元本は、後述する「元本の一部払戻し」を受けると、その分だけ減る
② 基準価格市場でついている値段
STARTでの売買に使われる値段が基準価格である。終値と同じではない——約定がなかった日でも、ODXのセキュリティトークン取引に係る業務規程の定めにより、注文の状況から翌営業日の基準価格が決まる。決まり方そのものは別稿『STARTの「基準価格」とは——決まり方、NAVとの違い、乖離の読み方』で扱った。本稿では、日付を固定するため2026年8月20日(木)の日次相場表に載った「当日基準価格」を使う
③ 1口当たり基準価額(NAV)中身の価値
信託が持っている資産から負債を引いた純資産を、鑑定評価額に基づく含み損益まで織り込んで1口当たりに割ったものが1口当たりNAVで、ODXは「1口当たり基準価額」の名で公表している。決算期ごとに確定する値なので、市場の値段と違って毎日は動かない②と③は別のものさしで、一致する保証はない
④ 元本の一部払戻し自分のお金が戻ってくること
分配金の一部が、利益ではなく元本の払戻しであることがある(利益超過分配)。受け取った分だけ元本は減り、その分だけ受益権の価値も下がる損をしたわけではないが、増えてもいない。ODXは銘柄詳細で「うち利益配当」「うち元本払戻し額」を表示する。仕組みは別稿『「元本減少割合」とは何か——取得価額調整と確定申告の要点』を参照されたい。
図: リスクの話に入る前に切り分けておく4つの言葉。上から順に、①いくら払ったか ②いま市場でいくらか ③中身はいくらか ④受け取った分配金のうち何が元本の戻りかと読む。「元本が減る」には②の値下がりと④の払戻しという性質の違う2つがあり、これを混ぜると「25%下がった」という数字の意味が読めなくなる。出所はEDINET提出の有価証券届出書7件(S100SB9N・S100SBPF・S100SRLJ・S100T9M6・S100TAY3・S100UE49・S100UJK9)および訂正届出書2件(S100SGF5・S100TG0B)、ODX「セキュリティトークン取引に係る業務規程」第12条、ODX「START 銘柄詳細」(2026年8月21日確認)、ODX日次相場表(2026年8月20日)。本図は用語の説明であり、特定銘柄の推奨・勧誘ではない。

リスク①流動性——市場はあるが、ほとんどの日は何も起きない

不動産STの二次流通市場は、大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)が運営するSTARTである。金融庁の認可を受けたPTS(私設取引システム)で、2023年12月25日に運営を開始した。2026年8月21日現在、不動産STは7銘柄が取り扱われている。

「市場がある」ことと「売れる」ことは違う。ODXは月報として市場統計を公表しており、そこから売買の細さがそのまま読める。2026年7月の不動産関連証券化商品市場は、営業日22日で月間出来高98口、月間売買代金8,144,330円だった。1日平均にすると4口、370,196円である。7銘柄合わせて、1日に4口しか持ち主が変わっていない。

月によるばらつきも大きい。2026年1月から7月までの月間出来高は、多い月(3月)で540口、少ない月(7月)で98口。売買代金は5,258万円から814万円まで開いている。同じ7か月の合計でも2,567口・2億3,637万円にとどまる。

規模と比べるとさらにはっきりする。この7銘柄の発行済数量は合計234,863口で、ODXの月報が示す月末時価総額は2026年7月末で207億5,200万円である。7月の売買代金8,144,330円は、その0.04%にあたる(当サイトの計算)。市場に載っている200億円超のうち、1か月に持ち主が変わったのは814万円分だった、ということである。

なお、月末時価総額は2026年1月末の233億8,584万円から7月末の207億5,200万円へ、6か月で11.3%下がっている。ただしこの下落は市場価格の変動だけでなく、後述する元本の一部払戻しによる目減りも含みうるので、そのまま「11%値下がりした」とは読めない。

市場全体の規模の比較——Jリート市場は2026年7月末で58銘柄・16兆1,677億円——については、別稿『REIT投資家のためのST入門——NAV倍率と利回りは、同じ式で計算できて同じようには読めない』で扱った。

営業日
月間出来高(口)
月間売買代金(円)
1日平均
回転率(%)
2026年1月
19
465
45,236,780
24口/2,380,883円
0.19
2026年2月
18
331
31,967,750
18口/1,775,986円
0.14
2026年3月
21
540
52,584,230
25口/2,504,010円
0.22
2026年4月
21
508
47,217,330
24口/2,248,444円
0.21
2026年5月
18
154
13,573,340
8口/754,074円
0.06
2026年6月
22
471
37,655,390
21口/1,711,608円
0.19
2026年7月
22
98
8,144,330
4口/370,196円
0.04
いちばん右の回転率は、その月の売買代金が月末時価総額の何%にあたるかを当サイトが計算したもので、ODXの公表値ではない(式は月間売買代金÷月末時価総額)。2026年7月は0.04%——つまり市場に載っている約207億円のうち、その月に持ち主が変わったのは約814万円分にとどまる。7銘柄の発行済数量は合計234,863口で、7月の出来高98口はその0.04%にあたる。月末時価総額はODX月報(市場統計)の公表値で、2026年1月末の233億8,584万円から7月末の207億5,200万円へ6か月で11.3%下がっている(この下落には値下がりと元本の一部払戻しの両方が含まれうる)。
表: STARTの不動産関連証券化商品市場(7銘柄)の売買を、月ごとに並べた。左から順に、月/その月の営業日数/売れた口数/金額/1日平均/回転率と読む。いちばん多い月(3月)でも540口、少ない月(7月)は98口で、1日平均にすると4口から25口である。「1日平均4口」とは、7銘柄合わせて1日に4口しか持ち主が変わらないということを意味する。出所はODX「月報(概算)」および「月報(市場統計)」の各月版(ODX公表のExcel。2026年8月21日取得)、発行済数量はODX「START 銘柄詳細」(同日確認)。本表は市場統計の記録であり、特定銘柄の推奨・勧誘や流動性の評価ではない。

13営業日を1日ずつ数える——78%の「銘柄日」は約定ゼロ

月次の平均では、実際に注文を出す人が直面する状況は見えない。そこでODXが日ごとに公表している日次相場表を、2026年8月3日から8月20日までの13営業日分すべて集計した。

結果はこうである。7銘柄×13営業日=91の「銘柄日」のうち、1口でも約定したのは20だけだった。割合にすると22.0%。裏返すと、78.0%の銘柄日は1日を通して1口も売買が成立していない。

市場全体で約定がゼロだった日も3日あった(8月4日・8月19日・8月20日)。銘柄別に見ると、13営業日の合計出来高は1A0H(いちごRT仲之町・小日向他5件)が43口、1A0C(いちごRT芝公園・東新宿他4件)が42口、1A0D(いちごRT西麻布・代々木他5件)が39口、1A0F(KDXST名古屋栄ビル)が37口、1A0A(KDXSTドーミーイン神戸元町)が2口。1A0G(トーセイST3市ヶ谷)と1A0J(三井物産G三重イオンタウン鈴鹿)は、13営業日連続で出来高ゼロである。

値段の動き方も見ておきたい。8月5日、1A0Hはセッション2で15口(約116万円)が約定し、基準価格80,490円に対して77,120円で成立した。前日比マイナス3,370円、率にして4.19%の下落である。8月7日、1A0Aはセッション2でわずか1口が約定し、基準価格99,870円に対して97,090円。1口の売買で2.78%動いた。8月12日の1A0Dは、同じ日のセッション1(77,000円)とセッション2(74,000円)の間に3.90%の段差がついている。

この13営業日で最大の1件は、8月13日の1A0Fの35口・3,185,000円だった。それでも「300万円強の売買が、その市場の2週間で最大」という規模である。

板の薄さがなぜ生じ、注文がどう付け合わせられるのかは、別稿『STARTで売るとき何が起きるか——1日2回の板寄せ、板の薄さ、対NAV乖離の読み方』で扱った。本稿はその続きとして、直近の実測を置いておく。

日付
出来高(口)
売買代金(円)
その日に起きたこと
8月3日(月)
1
99,890
1A0A が1口だけ約定
8月4日(火)
0
市場全体で約定ゼロ
8月5日(水)
19
1,486,800
1A0H がセッション2で15口。基準価格80,490円→77,120円(−4.19%)
8月6日(木)
6
462,000
1A0H が6口、77,000円
8月7日(金)
6
477,090
1A0A がセッション2で1口。99,870円→97,090円(−2.78%)
8月10日(月)
19
1,463,000
1A0C・1A0D・1A0H の3銘柄で約定
8月12日(水)
24
1,868,000
1A0D がセッション1で77,000円、セッション2で74,000円(同じ日に−3.90%)
8月13日(木)
36
3,263,000
1A0F が35口、91,000円。この13日で最大の1件
8月14日(金)
16
1,212,000
1A0C が14口、78,000円→76,000円
8月17日(月)
32
2,392,000
1A0D が20口、1A0C が12口
8月18日(火)
4
304,000
1A0C が4口
8月19日(水)
0
市場全体で約定ゼロ
8月20日(木)
0
市場全体で約定ゼロ
この13営業日を銘柄ごとに数えると、7銘柄×13日=91の「銘柄日」のうち、1口でも約定したのは20だけ(22.0%)だった。裏返すと78.0%の銘柄日は、1日を通して1口も売買が成立していない。銘柄別の13日間合計は、1A0H 43口・1A0C 42口・1A0D 39口・1A0F 37口・1A0A 2口で、1A0G(トーセイST3市ヶ谷)と1A0J(三井物産G三重イオンタウン鈴鹿)は13営業日連続で出来高ゼロである。値段の動き方も注意して見たい——1A0Aはたった1口の約定で基準価格が2.78%下がり、1A0Hは15口(約116万円)で4.19%下がった。1A0Dは同じ日のセッション1とセッション2の間で3.90%の段差がついている。
表: 2026年8月3日から8月20日までの13営業日(8月11日は休業日、8月21日は本稿執筆時点で日次相場表が未掲載)について、ODXの日次相場表を1日ずつ集計した。左から順に、日付/その日に7銘柄合計で売れた口数/金額/内容と読む。「セッション」とは1日2回ある板寄せの回のことで、STARTでは11時30分と15時00分に注文をまとめて付け合わせる(別稿『STARTで売るとき何が起きるか』を参照)。出所はODX「日次相場表(不動産関連証券化商品市場)」の各日版(ODX公表のExcel実物13本。2026年8月21日取得)。百分率は当サイトが計算したもので、ODXの公表値ではない。当サイトは値動きの原因を推定しない。本表は取引実績の記録であり、特定銘柄の推奨・勧誘ではない。

リスク②途中売却の値段——7銘柄すべてが発行価格を下回っている

次に、いくらで売れるのかを見る。2026年8月20日の日次相場表に載った当日基準価格は、7銘柄すべてが発行価格の100,000円を下回っていた。下落幅は1A0Jの−0.36%から1A0Dの−25.00%まで開いている。

この事実は、実は届出書の側にも先取りされている。1A0J(三井物産G三重イオンタウン鈴鹿)の有価証券届出書は、投資リスクの節でこう書いている——「当初鑑定評価額等に基づく1口当たりNAV等を基準に各当初取扱金融商品取引業者が決定する価格は、発行価格に満たない価格となることが想定される」。売り出す側が、募集の書類のなかで、あとで売るときの値段は発行価格を下回ると想定される、と明記している。ただし、当サイトが確認した7本の届出書のうち、この一文があったのは1本だけだった。

重要な注意を先に置く。発行価格と現在の基準価格の差は、そのまま投資家の損益ではない。保有していた期間に受け取った分配金が含まれていないうえ、元本の一部払戻しを受けていればその分だけ元本が減っているためである。「−25.00%」は値段の比較であって、損益の計算ではない。

もうひとつ、発行の時点でも数字は動いていた。届出書の発行価格の注記には「信託設定日時点の1口当たりの純資産額の試算値」が書かれており、7銘柄では100,302円(1A0J)から107,436円(1A0D)までの範囲にあった。つまり発行価格100,000円は、いずれも試算NAVを下回る水準に置かれていた。入口の値段の作られ方については別稿『目論見書のどこを読むか——不動産STの目論見書は届出書そのもので、入口の値段は3つの数字を並べないと見えない』で詳しく扱った。

現在のNAVと比べると、乖離はさらに大きい。ODXが公表する1口当たり基準価額に対する基準価格の比率は、66.7%(1A0A)から95.0%(1A0J)まで開いている。1A0Aは1口当たり基準価額145,867円に対して基準価格97,250円である。ただし1口当たり基準価額は決算期ごとの確定値であり、基準日が銘柄ごとに異なる点には注意がいる(たとえば1A0Fの119,304円は2026年4月期=第4期の確定値である)。

そして「売れる場所ができるまで」の時間もリスクである。7銘柄の信託設定日からSTARTでの取扱い開始日までの日数を数えると、1日(1A0D・1A0H)から372日(1A0J)まで開いていた。1A0Jは2024年11月28日に設定され、STARTで取り扱われるようになったのは2025年12月5日である。その間、市場で売る手段はなかった。届出書も「取扱承認を行うかはODXの判断であり、STARTにおける取扱申請を行っても、取扱承認がなされない場合があります」「今後本受益権がSTARTにおいて取り扱われる保証はありません」と書いている。

銘柄(STARTコード)
発行時の1口当たりNAV試算値(円)
基準価格(円)
対発行価格(%)
1口当たり基準価額(円)
価格÷NAV(%)
設定からSTART取扱いまで
1A0A KDXSTドーミーイン神戸元町
106,285
97,250
−2.75
145,867
66.7
3日
1A0C いちごRT芝公園・東新宿他4件
102,536
75,990
−24.01
107,801
70.5
3日
1A0D いちごRT西麻布・代々木他5件
107,436
75,000
−25.00
110,765
67.7
1日
1A0F KDXST名古屋栄ビル
105,664
92,000
−8.00
119,304
77.1
172日
1A0G トーセイST3市ヶ谷
103,837
96,490
−3.51
101,934
94.7
117日
1A0H いちごRT仲之町・小日向他5件
103,280
80,790
−19.21
105,497
76.6
1日
1A0J 三井物産G三重イオンタウン鈴鹿
100,302
99,640
−0.36
104,919
95.0
372日
7銘柄はすべて発行価格が1口100,000円で、2026年8月20日の基準価格はすべてそれを下回っている。幅は−0.36%から−25.00%まで開いている。ただし、この差はそのまま損益ではない——保有していた期間に受け取った分配金は含まれておらず、元本の一部払戻しを受けていればその分は元本が減っているので、値下がりと払戻しが混ざっている。「発行時の1口当たりNAV試算値」は届出書の注記にある試算値で、7銘柄とも発行価格100,000円を上回っていた(100,302円〜107,436円)。いちばん右の欄も見落とせない——1A0Jは信託設定日(2024年11月28日)からSTARTで取り扱われる2025年12月5日まで372日あり、その間、市場で売る手段はなかった。
表: 入口の値段(発行価格)と出口の値段(基準価格)を、7銘柄について並べた。左から順に、銘柄/発行時にいくらの中身と試算されたか/いまいくらか/発行価格からの増減/いまの中身の価値/値段は中身の何%か/買ってから市場で売れるようになるまでどれだけかかったかと読む。発行価格・発行時NAV試算値・信託設定日はEDINET提出の有価証券届出書7件(S100SB9N/S100SBPF+訂正S100SGF5/S100SRLJ/S100T9M6/S100TAY3+訂正S100TG0B/S100UE49/S100UJK9)、基準価格はODX日次相場表2026年8月20日版の「当日基準価格」、1口当たり基準価額とSTART取扱い開始日はODX「START 銘柄詳細」「新規取扱銘柄」(2026年8月21日確認)。「対発行価格(%)」と「価格÷NAV(%)」と日数は当サイトが計算したもので、ODXや発行者の公表値ではない。1口当たり基準価額は決算期ごとの確定値で基準日が銘柄ごとに異なり、基準価格の日付とは一致しない。本表は公表値の記録であり、割安・割高の判断や特定銘柄の推奨・勧誘ではない。

リスク③元本毀損——元本が減る経路は3つある(払戻しは含めない)

「元本毀損」という言葉は漠然としているが、届出書を読むと経路は具体的である。

第一の経路は、満期に物件が安く売れることである。不動産STには運用期間があり、期間の終わりに物件を売って償還する設計が一般的である。1A0Jの届出書はこう書く——「本受益権の元本償還は、最終信託配当支払日に行われますが、その資金は、原則として、本件不動産受益権の売却代金が原資となるため、本件不動産受益権の売却機会、売却価格及び売却に際して発生する費用の金額による影響を受けます。本件不動産受益権の売却機会及び売却価格は保証されないため、本件不動産受益権の売却ができない場合又は売却価格が低下した場合には、元本償還の額が減少し、又は全く行われない場合があります」。「全く行われない場合があります」までが開示文である。

第二の経路は、貸し手が売却権限を取ることである。同じ届出書は続けて、強制売却事由が生じた場合にレンダー(貸し手の金融機関)が物件または不動産受益権を売却する権限を取得する旨が借入契約で合意される予定であるとし、「売却代金はまず本借入れに対する弁済に充てられることから、その売却価格によっては、本受益権の元本償還の額が減少し、又は全く行われない場合があります」と書く。「強制売却事由」という語は、確認した7本の届出書すべてに登場する(本文中の出現回数は7回から13回)。借入れの仕組みそのものは別稿『ノンリコースローンは、どこで責任が切れ、いつ返す約束なのか』で扱った。

第三の経路は、償還まで持たずに途中で売ることである。値段は市場か取扱業者が決める。届出書は「本受益権を譲渡しようとする際、各当初取扱金融商品取引業者が決定する譲渡価格が、本受益権の客観的な価値と一致する保証はありません」と明記している。前節で見たとおり、2026年8月20日時点では7銘柄すべてが発行価格を下回っていた。

そして、これらと並べてはいけないものが「元本の一部払戻し」である。払い戻された分は現金として手元に来ているのだから、価値が失われたわけではない。ただし払戻し後の基準価格やNAVはその分だけ低い水準になるので、下落率を読むときには分けて数える必要がある。次節でその実数を見る。

なお、償還が「物件が売れた日」に行われるわけではないこと、売却から償還までにどんな日付が挟まるかは、別稿『物件が売れても、その日には償還されない——不動産STの出口を、売却期限・信託終了日・償還金支払日の3つの日付でたどる』で扱った。

経路① 物件が安く売れる償還の原資は売却代金である
有価証券届出書はこう書いている——「本受益権の元本償還は、最終信託配当支払日に行われますが、その資金は、原則として、本件不動産受益権の売却代金が原資となるため、本件不動産受益権の売却機会、売却価格及び売却に際して発生する費用の金額による影響を受けます。本件不動産受益権の売却機会及び売却価格は保証されないため、本件不動産受益権の売却ができない場合又は売却価格が低下した場合には、元本償還の額が減少し、又は全く行われない場合があります」(1A0J=三井物産G三重イオンタウン鈴鹿の届出書)。「全く行われない場合があります」までが開示文である。同じ趣旨の記載は7本すべてにある。
経路② 貸し手が売却権限を取る強制売却事由
同じ届出書は続けてこう書く——「強制売却事由が生じた場合には、レンダーは、本借入関連契約の定めに従い、本件不動産受益権又は投資対象不動産を売却する権限を取得する旨がレンダーとの間の本借入関連契約において合意される予定です。……売却代金はまず本借入れに対する弁済に充てられることから、その売却価格によっては、本受益権の元本償還の額が減少し、又は全く行われない場合があります」「強制売却事由」という語は、確認した7本の届出書すべてに登場する(7〜13回)。借入れの仕組みそのものは別稿『ノンリコースローンは、どこで責任が切れ、いつ返す約束なのか』で扱った。
経路③ 途中で売る売れる値段は自分では決められない
償還まで持ち切らずに途中で売る場合、値段は市場か取扱業者が決める。STARTでは1日2回の板寄せで決まり、上場していない銘柄では取扱金融商品取引業者がNAV等を基準に決める。届出書は「本受益権を譲渡しようとする際、各当初取扱金融商品取引業者が決定する譲渡価格が、本受益権の客観的な価値と一致する保証はありません」とし、さらに1A0Jの届出書は「1口当たりNAV等を基準に各当初取扱金融商品取引業者が決定する価格は、発行価格に満たない価格となることが想定される」とまで書いている(この一文は確認した7本のうち1本にのみ見られた)。
これは経路ではない元本の一部払戻し
利益超過分配による元本の払戻しは、元本を減らすが、価値を失わせるものではない。払い戻された分は現金として手元に来ている。ただし、その後の基準価格・NAVは払い戻した分だけ低い水準になるので、払戻しのある銘柄では「値下がり」と「払戻し」を分けて数えないと、下落率を読み違える
図: 投じた元本が戻らない、または減る経路。上から順に、①満期に物件が安く売れた場合 ②満期の前に貸し手が売る場合 ③自分の判断で途中売却する場合、そして4行目は「元本が減る」と表現されるが性質の違うものである。「レンダー」は物件の購入資金を貸している金融機関、「強制売却事由」はその貸し手が物件を売る権限を得る事由(借入契約の財務制限条項への抵触などが典型)、「当初取扱金融商品取引業者」は募集を取り扱い、その後の売買の相手方になる証券会社等のこと。出所はEDINET提出の有価証券届出書7件(S100SB9N・S100SBPF・S100SRLJ・S100T9M6・S100TAY3・S100UE49・S100UJK9。引用は2024年10月16日提出のS100UJK9「第二部 第1 5投資リスク」)。語の出現回数は当サイトが本文を機械的に数えたもの。本図は開示されたリスク記載の整理であり、リスクの大小の評価や特定銘柄の推奨・勧誘ではない。

「値下がり」と「払戻し」を混同しない——1A0Gは予想分配金の98.7%が元本の戻り

ODXの銘柄詳細は、次回の予想分配金について「うち利益配当」「うち元本払戻し額」を表示する。2026年8月21日時点で、この内訳が入っているのは7銘柄中3銘柄だった。

その3銘柄の数字はこうである。1A0F(KDXST名古屋栄ビル)は2,000円のうち利益配当1,520円・元本払戻し480円。1A0J(三井物産G三重イオンタウン鈴鹿)は2,622円のうち利益配当2,181円・元本払戻し441円。そして1A0G(トーセイST3市ヶ谷)は1,620円のうち利益配当がわずか21円で、元本払戻しが1,599円である。

1A0Gの数字は一度立ち止まる価値がある。受け取る予定の1,620円のうち98.7%は、自分が払い込んだお金が戻ってくる分である。基準価格96,490円に対して1,620円を年2回として単純に年換算すれば3.36%という数字が出るが、その中身のほとんどは利益ではない。分配金の金額だけを見て利回りを計算すると、こういう銘柄で読み違えが起きる。

残る4銘柄(1A0A・1A0C・1A0D・1A0H)は内訳の欄が空欄だった。これは「元本払戻しがない」という意味ではなく、この表からは分からない、という意味である。確かめるには発行者・運用会社の開示に当たるしかない。

実際に当たれば分かる。KDX名古屋栄ビルの運用会社は自社サイトの運用状況ページで、2026年4月期(第4期)の確定分配金を「1口当たり2,000円/収益の分配1,219円/元本の払戻し781円」と開示している。同じページは1口当たり純資産を108,008円、発行価格を1口当たり10万円、運用期間を2024年3月18日から2030年10月31日までと記している。予想(利益配当1,520円)と確定(収益の分配1,219円)で内訳が動いていることも読み取れる。

元本払戻しが会計と税務でどう扱われるかは、投資家向けには別稿『「元本減少割合」とは何か——取得価額調整と確定申告の要点』と『不動産STの税金——分配金・売却・利益超過分配の課税関係を発行から償還まで整理する』で、実務者向けには『利益超過分配の会計処理——減価償却費は「元本の払戻し」になって出ていく。2026年4月、その書き方が変わった』で扱っている。

銘柄(STARTコード)
次回予想分配金(円)
うち利益配当(円)
うち元本払戻し額(円)
備考
1A0F KDXST名古屋栄ビル
2,000
1,520
480
第4期(2026年4月期)は確定額2,000円のうち781円が元本の払戻しだった
1A0G トーセイST3市ヶ谷
1,620
21
1,599
予想額の98.7%が元本の払戻し。利益配当は21円
1A0J 三井物産G三重イオンタウン鈴鹿
2,622
2,181
441
予想額の16.8%が元本の払戻し
1A0A KDXSTドーミーイン神戸元町
2,350
(空欄)
(空欄)
ODXの内訳欄に記載がない
1A0C いちごRT芝公園・東新宿他4件
756
(空欄)
(空欄)
同上
1A0D いちごRT西麻布・代々木他5件
504
(空欄)
(空欄)
同上
1A0H いちごRT仲之町・小日向他5件
2,018
(空欄)
(空欄)
同上
いちばん目を引くのは1A0Gである。次回予想分配金1,620円のうち利益配当はわずか21円で、残り1,599円は元本の払戻し——受け取る金額の98.7%は、自分が払い込んだお金が戻ってくる分である。基準価格96,490円に対して1,620円を2倍して年換算すると3.36%という数字が出るが、その中身のほとんどは利益ではない。逆に、内訳が空欄の4銘柄は「元本払戻しがない」という意味ではなく、この表からは分からないという意味である。確かめるには発行者・運用会社の分配金ページや有価証券報告書を見る必要がある。実例として、KDX名古屋栄ビルの運用会社は自社サイトで「2026年4月期(第4期)確定 1口当たり2,000円/収益の分配1,219円/元本の払戻し781円」と内訳を開示している。
表: 分配金の内訳。左から順に、銘柄/次回に払われる予想額/そのうち利益の分/そのうち元本が戻ってくる分/備考と読む。ODXが内訳を表示しているのは7銘柄中3銘柄で、残り4銘柄の欄は空欄である(2026年8月21日確認)。「利益超過分配」とは、会計上の利益を超えて分配することで、超えた部分は元本の払戻しとして扱われる。税務上の扱いは別稿『「元本減少割合」とは何か——取得価額調整と確定申告の要点』および『不動産STの税金』を参照されたい。出所はODX「START 銘柄詳細」全7銘柄(2026年8月21日確認)、およびKDX ST パートナーズ「ケネディクス・リアルティ・トークン KDX名古屋栄ビル」運用状況ページ(同日確認)。予想分配金は確定額ではなく、金額を保証するものではない。百分率は当サイトの計算である。本表は公表値の記録であり、特定銘柄の推奨・勧誘や利回りの評価ではない。

3つのリスクの外側——インサイダー取引規制の対象ではない

流動性・元本毀損・途中売却の3つに収まらないが、届出書に必ず書かれていて、しかも知られていない事項がひとつある。

当サイトが確認した7本の届出書すべてに、次の趣旨の記載がある——「本受益権は、上場株式等と異なり、金融商品取引法に定める相場操縦規制及びインサイダー取引規制の対象ではありません」。1A0Jの届出書は続けて、委託者・受託者・精算受益者や業務委託先(アセット・マネージャーを含む)など重要な事実を立場上知り得る者が公表前に取引を行っても金商法上はインサイダー取引規制に抵触しないこと、ただしそれは規制されている取引に類似する行為であり、行われた場合には取引価格の公正性や流動性の低下といった悪影響をもたらす可能性があることを記している。

同じ届出書は、STARTにはODXが投資者保護の観点から定めた基準に基づく審査があり、恣意的な価格操作を抑止するための売買取引制度や適時の情報提供の制度が設けられているとも書く。そのうえで「これらの施策が十分に機能することが保証されているものではなく」と続く。ODX側の仕組みがあることと、法律上の規制が及ぶことは別だという整理である。

ODX自身も、ウェブサイトの注意事項で「当社の運営するSTART市場の取扱銘柄は、適用される売買制度や開示規制等は金融商品取引法等の規制を受ける点では共通しているものの、当社が独自に制定した規則に基づくものとなり、金融商品取引所が上場有価証券に対して実施している規制内容とは異なります。よって、当該銘柄の流動性等については、上場有価証券とは異なるリスクが存在します」と明記している。

もうひとつ、時期の制限もある。届出書によれば、各計算期日の6営業日前から2営業日前までの期間はSTARTでの売買取引が停止され、4営業日前から計算期日までは受益権原簿の名義書換請求ができない。決算をまたぐ時期は、売りたくても売れない期間が制度として存在する。売買停止の全体像は別稿『STARTの売買はいつ・なぜ止まるのか——売買停止の6事由と、再開までの「15分」』で扱った。

実務の勘所——数字で確かめる場所

まとめる。本稿で確かめたのは4つである。第一に、STARTには市場があるが売買は細く、2026年1〜7月の月間出来高は98口から540口、1日平均4口から25口だった。2026年8月3日から20日までの13営業日では、7銘柄×13日=91の銘柄日のうち78.0%で1口も約定していない。

第二に、値段は薄い板の上で動く。1口の約定で基準価格が2.78%、15口で4.19%動いた実例がある。まとまった口数を一度に売れば、自分の注文で値段が動く市場である。

第三に、2026年8月20日時点で7銘柄すべてが発行価格100,000円を下回っており、1口当たり基準価額(NAV)に対する比率は66.7%から95.0%だった。届出書のうち1本は、譲渡価格が「発行価格に満たない価格となることが想定される」とあらかじめ書いている。

第四に、元本が減る経路は「物件が安く売れる」「貸し手が売却権限を取る」「途中で売る」の3つで、これらと「元本の一部払戻し」は性質が違う。1A0Gのように予想分配金の98.7%が元本の払戻しという銘柄がある以上、下落率も利回りも、内訳を見ないと読めない。

確認する場所は決まっている。売買の実績はODXの月報と日次相場表(いずれもExcelで公開されている)。値段とNAVと分配金の内訳はODXの銘柄詳細。分配金の確定額と内訳は発行者・運用会社の分配金ページ。リスクの条件と償還の原資は、EDINETで読める有価証券届出書の「第二部 第1 5投資リスク」——なかでも「本受益権に関するリスク」の節は短いので、ここだけは通して読むことをおすすめする。

最後に断っておく。本稿は公表されている市場統計・銘柄情報・有価証券届出書の記載を突き合わせて整理したものであり、特定の銘柄の推奨・勧誘や投資助言ではない。掲載した数値はいずれも本文に記した基準日時点のもので、基準価格は2026年8月20日、1口当たり基準価額・分配金の内訳・START取扱い開始日は2026年8月21日に確認した値である。1口当たり基準価額は決算期ごとの確定値で基準日が銘柄ごとに異なり、予想分配金は確定額ではない。百分率・比率・日数のうちODXや発行者が公表していないものは当サイトの計算である。当サイトは値動きの原因を推定せず、割安・割高の判断も示さない。また、税務の記述は一般的な解説であり、個別の取扱いは税理士等の専門家に確認されたい。

① そもそも市場で売れる銘柄か募集中のSTの多くは上場しない
STARTで売買できるのは7銘柄だけである。2026年に募集された品川・オフィス&ホテルやシックスセンシズ京都の届出書は、「金融商品取引所等に上場されておらず、その予定もありません」と明記している。上場しない銘柄は、取扱業者が定める期間に、相手方が見つかったときだけ売れる。読み方は別稿『目論見書のどこを読むか』を参照。
② 売れるようになるのはいつからか設定と取扱開始の間に空白がある
STARTの7銘柄でも、信託設定日からSTART取扱い開始までの日数は1日から372日まで開いている。上場前提の銘柄でも「取扱承認を行うかはODXの判断」であり、届出書は「今後本受益権がSTARTにおいて取り扱われる保証はありません」と書いている。
③ 何口なら現実的に売れるか1日平均4〜25口の市場である
2026年1〜7月の月間出来高は98口〜540口、1日平均4口〜25口だった。まとまった口数を一度に売れば、自分の売り注文で値段が動く——13営業日の実例では、1口の約定で2.78%、15口の約定で4.19%基準価格が動いている。
④ 分配金の内訳を見たか利益か、元本の戻りか
ODXの銘柄詳細で「うち利益配当」「うち元本払戻し額」を確認する。表示があるのは7銘柄中3銘柄で、空欄の銘柄は発行者・運用会社の分配金ページや有価証券報告書で確かめる1A0Gのように、予想分配金の98.7%が元本の払戻しという銘柄がある
⑤ 償還の原資は何か物件の売却代金である
届出書の「本受益権に関するリスク」の節は短い。ここに「信託配当及び元本償還の有無、金額及びその支払いは保証されません」元本償還の額が減少し、又は全く行われない場合があります」という、商品の性質そのものを述べた文が置かれている。ここだけは通して読むことをおすすめする
⑥ 借入れの条件を見たか貸し手が先に返済を受ける
強制売却事由が生じた場合、売却代金はまず借入れの弁済に充てられる。LTV(借入金÷資産価値)や財務制限条項は届出書の「借入れ」の項に書かれている。
⑦ 規制の枠が取引所とは違うことを知っているかインサイダー取引規制の対象外
確認した7本の届出書すべてに、「本受益権は、上場株式等と異なり、金融商品取引法に定める相場操縦規制及びインサイダー取引規制の対象ではありません」という記載がある。ODX自身も、START取扱銘柄について「金融商品取引所が上場有価証券に対して実施している規制内容とは異なります。よって、当該銘柄の流動性等については、上場有価証券とは異なるリスクが存在します」と注意喚起している。
⑧ 売買が止まる期間を知っているか決算期日の前後は売れない
各計算期日の6営業日前から2営業日前まではSTARTでの売買が停止され、4営業日前から計算期日までは受益権原簿の名義書換請求ができない。売買停止の全体像は別稿『STARTの売買はいつ・なぜ止まるのか』で扱った。
図: 不動産STを買う前と、持っている間に確認する項目。①②③が売れるかどうか、④が受け取るお金の中身、⑤⑥が元本の行方、⑦⑧が制度の枠「LTV」は資産価値に対する借入金の割合、「財務制限条項(コベナンツ)」は借り手が守るべき財務上の約束、「計算期日」は信託の決算日のこと。出所はEDINET提出の有価証券届出書9件(STARTの7銘柄=S100SB9N・S100SBPF・S100SRLJ・S100T9M6・S100TAY3・S100UE49・S100UJK9、募集中の2件=S100YS50・S100YTNX)、ODX「月報」「日次相場表」「START 銘柄詳細」、およびODXウェブサイトの「当社START市場の取扱銘柄についてのご注意事項」(いずれも2026年8月21日取得・確認)。本図は確認手順の整理であり、特定銘柄の推奨・勧誘や投資助言ではない。税務の個別判断は税理士等の専門家に確認されたい。
SOURCES / 出所

本記事は制度・実務の一般的な解説であり、特定銘柄の推奨・投資助言ではありません。個別の税務判断は税理士等の専門家にご確認ください。

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